テーマ :「タンパク質の変性」について
Posted on
2015-07-30
in サロンのニュース
【本日のヘアケア情報】
テーマ :「タンパク質の変性」について
一般生活の場面でも紫外線やドライヤーの使用などで
熱変性によるダメージの要因にさらされています
毛髪がどれくらいの熱でダメージに繋がるかご存知でしょうか
毛髪は60℃以上の熱が加わるとタンパク質が変性してしまいます。
これを「熱変性」といい、硬さやゴワツキの原因に・・・
ドライヤーでもノズル付近で100℃以上となり、
ヘアアイロンに至っては170~180℃の高温となります。
最近では200℃近くまで高温となる機種もあり、
取扱いに注意が必要です
(ちなみに、美容室で使用する遠赤外線促進器やスチーマー等
の時間をかけて暖める器具は60℃以上の熱が毛髪に
加わらないようになっています。)
熱とは他にも原因があり、
洗浄力の強いシャンプー剤の使用により、
毛髪のタンパク質(ケラチン)のアミノ酸組成が崩れ
構成アミノ酸の流出し、タンパク質の変性が起こります。
また、紫外線(A及びB波)を長時間受け続ける事でも、
タンパク質が硬化する変性を起こします。
だからこそ、髪を紫外線やドライヤーの熱から守る為にも
洗い流さないトリートメント(ベース剤)が必要なんです
美容室ではドライをする時に、技術として
ドライヤーのヘッドを振って熱のかかり方を分散しています。
その理由は・・・
ドライヤー使用時の、ダメージの原因となる
60度以上の熱を軽減するため。
そして、ベース剤をしっかりつけて、「熱変性」から
髪を守っていきましょう