テーマ :「タンパク質の変性」について
【本日のヘアケア情報】 テーマ :「タンパク質の変性」について 一般生活の場面でも紫外線やドライヤーの使用などで 熱変性によるダメージの要因にさらされています 毛髪がどれくらいの熱でダメージに繋がるかご存知でしょうか 毛髪は60℃以上の熱が加わるとタンパク質が変性してしまいます。 これを「熱変性」といい、硬さやゴワツキの原因に・・・ ドライヤーでもノズル付近で100℃以上となり、 ヘアアイロンに至っては170~180℃の高温となります。 最近では200℃近くまで高温となる機種もあり、 取扱いに注意が必要です (ちなみに、美容室で使用する遠赤外線促進器やスチーマー等 の時間をかけて暖める器具は60℃以上の熱が毛髪に 加わらないようになっています。) 熱とは他にも原因があり、 洗浄力の強いシャンプー剤の使用により、 毛髪のタンパク質(ケラチン)のアミノ酸組成が崩れ 構成アミノ酸の流出し、タンパク質の変性が起こります。 また、紫外線(A及びB波)を長時間受け続ける事でも、 タンパク質が硬化する変性を起こします。 だからこそ、髪を紫外線やドライヤーの熱から守る為にも 洗い流さないトリートメント(ベース剤)が必要なんです 美容室ではドライをする時に、技術として ドライヤーのヘッドを振って熱のかかり方を分散しています。 その理由は・・・ ドライヤー使用時の、ダメージの原因となる 60度以上の熱を軽減するため。 そして、ベース剤をしっかりつけて、「熱変性」から 髪を守っていきましょう...